2023/03/19

2023年3月19日の聖書日課

(写真:トサミズキ)

第二コリント3:6-9
 3:6 神はわたしたちに力を与えて、新しい契約に仕える者とされたのである。それは、文字に仕える者ではなく、霊に仕える者である。文字は人を殺し、霊は人を生かす。
 3:7 もし石に彫りつけた文字による死の務が栄光のうちに行われ、そのためイスラエルの子らは、モーセの顔の消え去るべき栄光のゆえに、その顔を見つめることができなかったとすれば、
 3:8 まして霊の務は、はるかに栄光あるものではなかろうか。
 3:9 もし罪を宣告する務が栄光あるものだとすれば、義を宣告する務は、はるかに栄光に満ちたものである。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2023/03/12

2023年3月12日3分メッセージ



 イザヤ63章9節をお読みします。
彼らのすべての悩みのとき、主も悩まれて、そのみ前の使をもって彼らを救い、その愛とあわれみとによって彼らをあがない、いにしえの日、つねに彼らをもたげ、彼らを携えられた。

 イザヤ書は、神の民イスラエルの罪に対する裁きと、その罪から救われる希望の道筋を伝える預言書です。イザヤ63章からは、それまでに語られた裁きと希望の言葉のまとめに入ります。
 そこでは、裁きの厳しさが語られながらも(イザヤ63章1~6節)、その後に来る救いを仰ぎ見て神に賛美をささげています(イザヤ63章7節)。同じイザヤ書でこのように歌われています。「『あふれる憤りをもって、しばしわが顔を隠したけれども、とこしえのいつくしみをもって、あなたをあわれむ』とあなたをあがなわれる主は言われる。」(イザヤ54章8節)
 聖書の神は正義の神であり、正義にそむく者はクリスチャンであっても罰を受けます(イザヤ63章10節)。しかし、神は悩みながら神の民を罰せられ、同時に罪からの悔い改めの道も備えられます(イザヤ63章9節)。創世記のノアの時代に、神が人の悪を見て心を痛め、滅びの洪水とともに救いの箱舟を用意されたのと同じです(3月5日メッセージ参照)。
 神は、人が弱さのゆえに悩み、悪になびきやすいことを知られ、人と共に悩まれます。モーセの時代、イスラエルの民が荒野をさまよった時も、神は離れることなく民とともに荒野を歩まれました(イザヤ63章11~14節)。
 神は人の弱さを思いやることのできないようなかたではありません(ヘブル4章15節)。神は人のように弱くはなく強いかたであり、人を救うために悩み、確かな救いの道を備えてくださいます。ですから、わたしたちは神のあわれみを受けて、はばかることなく恵みの御座に近づきましょう(ヘブル4章16節)。

 ご一緒にお祈りいたしましょう。
 天の父なる神様。悩みの多い私たちのために、あなたは人とともに悩み、私たちを悩みのうちより救い出す大きな力をお持ちであることを感謝いたします。私たちも自らを正しく見つめ直すことができますように。そして、私たちが行くべき道筋を正し、神のあわれみに導かれてまっすぐに歩むことができますように。
 イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2023年3月12日の聖書日課

(写真:クモマグサ)

イザヤ63:8-14
 63:8 主は言われた、「まことに彼らはわが民、
偽りのない子らである」と。
そして主は彼らの救主となられた。
 63:9 彼らのすべての悩みのとき、主も悩まれて、
そのみ前の使をもって彼らを救い、
その愛とあわれみとによって彼らをあがない、
いにしえの日、つねに彼らをもたげ、
彼らを携えられた。
 63:10 ところが彼らはそむいて
その聖なる霊を憂えさせたので、
主はひるがえって彼らの敵となり、
みずから彼らと戦われた。
 63:11 その時、民はいにしえのモーセの日を
思い出して言った、
「その群れの牧者を、
海から携えあげた者はどこにいるか。
彼らの中に聖なる霊をおいた者はどこにいるか。
 63:12 栄光のかいなをモーセの右に行かせ、
彼らの前に水を二つに分けて、
みずから、とこしえの名をつくり、
 63:13 彼らを導いて、馬が野を走るように、
つまずくことなく淵を通らせた者はどこにいるか。
 63:14 谷にくだる家畜のように、
主の霊は彼らをいこわせられた。
このように、あなたはおのれの民を導いて
みずから栄光の名をつくられた」。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2023/03/05

2023年3月5日3分メッセージ



 創世記6章6節から8節までをお読みします。
主は地の上に人を造ったのを悔いて、心を痛め、「…わたしは、これらを造ったことを悔いる」と言われた。しかし、ノアは主の前に恵みを得た。

 創世記6章から9章までは、ノアの洪水と箱舟について丁寧に物語っています。ノアの時代、洪水が世界を襲い、いっさいのものをさらって行きました(マタイ24章39節)。しかし、洪水が襲うまでの間、ノアの造った箱舟に入って救われるための猶予がありました(ペテロ第一3章20節)。
 神は世界をはなはだ良いものとして創造されました(創世記1章31節)。しかし、世界に住む人々が人の道を踏み外し、世界は乱れて暴虐が地に満ちました(創世記6章11節)。現代の世界も、当初は人類の繁栄を求めて科学技術を発展させましたが、その技術が地球環境を痛めつけ、他方では戦争で大虐殺をもたらす凶器をもたらしています。
 人類は数多くの取り返しのつかない失敗を犯してしまいました。神は人類の悪を見られ、悪を絶やすことを決心されました。しかし、同時に神は、善を行い正しい道を歩む人々を救うため、ノアに箱舟を造ることを命じられました(創世記6章13~14節)。「ノアはその時代の人々の中で正しく、かつ全き人で」した(創世記6章9節)。
 神は人類が「ひとりも滅びることがなく、すべての者が悔改めに至ることを望」まれるお方です(ペテロ第二3章9節)。しかし、悪は良いものをも滅ぼす危険があります。聖書はこのように言って警告しています。「わたしは何人の死をも喜ばないのであると、主なる神は言われる。それゆえ、あなたがたは翻って生きよ」(エゼキエル18章32節)

 ご一緒にお祈りいたしましょう。
 天の父なる神様。現代に生きる私たちは、様々な分野で物事の結果を見通すことができます。しかし、悪い結末を見通しながら、その間違いを改めない悪を行いつつあります。今一度、天から示されている警告に聞き従う者となることができますように。狭い門を選び取り、正しい道に立ち返る勇気を与えてください(マタイ7章13節)。
 イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2023年3月5日の聖書日課

(写真:ギンヨウアカシア)

創世記6:5-14
 6:5 主は人の悪が地にはびこり、すべてその心に思いはかることが、いつも悪い事ばかりであるのを見られた。
 6:6 主は地の上に人を造ったのを悔いて、心を痛め、
 6:7 「わたしが創造した人を地のおもてからぬぐい去ろう。人も獣も、這うものも、空の鳥までも。わたしは、これらを造ったことを悔いる」と言われた。
 6:8 しかし、ノアは主の前に恵みを得た。
 6:9 ノアの系図は次のとおりである。ノアはその時代の人々の中で正しく、かつ全き人であった。ノアは神とともに歩んだ。
 6:10 ノアはセム、ハム、ヤペテの三人の子を生んだ。
 6:11 時に世は神の前に乱れて、暴虐が地に満ちた。
 6:12 神が地を見られると、それは乱れていた。すべての人が地の上でその道を乱したからである。
 6:13 そこで神はノアに言われた、「わたしは、すべての人を絶やそうと決心した。彼らは地を暴虐で満たしたから、わたしは彼らを地とともに滅ぼそう。
 6:14 あなたは、いとすぎの木で箱舟を造り、箱舟の中にへやを設け、アスファルトでそのうちそとを塗りなさい。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2023/03/04

2023年3月4日(土) 春の志村キリスト教会


 すっかり春らしくなってきました。志村キリスト教会の周辺でも新しい季節に入っています。
 3月からは毎週日曜日の深夜0時に「聖書日課」、同日の昼12時に「3分メッセージ」を更新します。「賛美歌カラオケ」は更新停止します。これまでに公開した46曲をご利用ください。
 教会での対面の教会行事も、その都度状況を確認して実施してまいります。新しい季節と共に、新しい生活に取り組むことができますように。皆様の日々の生活の祝福をお祈りいたましす。

2023/02/27

賛美歌カラオケ・目次


讃21テーマ曲名
24頌栄たたえよ主の
27頌栄父・子・聖霊の
78聖餐わが主よ、ここに集い
99教会主イエスよわれらの
101結婚命と光たもう神よ
156詩篇目を上げわたしは見る
210朝夕来る朝ごとに
231待降久しく待ちにし
248降誕エッサイの根より
252降誕羊は眠れり
258降誕牧人羊を
259降誕急ぎきたれ、主にある民
261降誕もろびとこぞりて
262降誕聞け天使の歌
265降誕天なる神には 
267降誕ああベツレヘムよ
268降誕朝日は昇りて
298受難ああ主は誰がため
303受難丘の上の主の十字架
325復活キリスト・イエスは
342聖霊神の霊よ今くだり
343聖霊聖霊よ降りて
351三位一体聖なる聖なる
358神の名小羊をばほめたたえよ
377宗教改革神はわが砦
402宣教いとも尊き
403宣教聞けよ愛と真理の
436神の招き十字架の血に
449救い千歳の岩よ
451救いくすしきみ恵み
458信頼信仰こそ旅路を
459信頼飼い主わが主よ
461信頼みめぐみ豊けき
465信頼神ともにいまして
466信頼山路こえて
474希望わが身の望みは
482わが主イエスいとうるわし
483わが主イエスよ、ひたすら
484愛の主イエスは
493祈りいつくしみ深い
495祈り静けき祈りの
504服従主よみ手もて
513献身主は命を
532慰め安かれわが心よ
536戦いみ恵みを受けた今は

出典:日本キリスト教団出版局『讃美歌21』(インターネット配信について