2021/07/25

2021年7月25日3分メッセージ



 マタイ6章10節をお読みします。
みこころが天に行われるとおり、地にも行われますように。


 天は、聖書の神がおられる所であり(マタイ6章9節)、そこで神のみこころのままに、神のわざが行われます。そして、神のわざのために天の使い、すなわち天使が仕えています(マタイ18章10節)。天は、地上に住む私たち人間の及びのつかない世界です。
 私たちが「神のみこころが行われますように」と祈る時、それは本来私たちの及びのつかない、天の神の領域の事柄について願い求めていることになります。それは私たちの個人的な願いが実現することではありません。ただ、神のみこころのままに、神の良きわざが行われることを祈ることしかできません。
 「主の祈り」は、神のみこころがその通りに行われることを願い求める祈りです。その願い求めている神のみこころが私たちの益となることを確信することこそ、クリスチャンの信仰です(ヘブル11章6節)。そして、天における神のみこころが、私たちの地上の世界にも実現することを「主の祈り」は祈り求めています。
 神の支配される天国の幸いが、私たちの住む地上にも実現しますように。そのような信仰をもって「主の祈り」を祈りましょう。

 ご一緒にお祈りいたしましょう。
 天の父なる神様。天において神のみこころを妨げるものは何もありません。同じ様に、私たちの住むこの地にも神のみこころが実現することを私たちは祈り求めます。神のみこころの実現のため、私たちを良きわざの担い手として用いてください。
 イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2021/07/19

2021年7月25日の聖書日課

(写真:サルビア)

詩篇103:20-22
 103:20 主の使たちよ、
そのみ言葉の声を聞いて、これを行う勇士たちよ、
主をほめまつれ。
 103:21 そのすべての万軍よ、
そのみこころを行うしもべたちよ、主をほめよ。
 103:22 主が造られたすべての物よ、
そのまつりごとの下にあるすべての所で、
主をほめよ。わがたましいよ、主をほめよ。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)
 

2021/07/18

2021年7月18日3分メッセージ



 マタイ6章10節をお読みします。
御国がきますように。


 主の祈りで言われている「御国」とは「神の国」を意味します。イエス・キリストはしばしば神の国について、また同じ意味で「天国」について語られました。
 御国を支配するのは聖書の神です。また御国はこの世に属するものではなく、天に属するものです(ヨハネ18章36節)。御国という言葉は、「神の支配の及ぶ所」をも意味します。
 キリストは「天国は近づいた」(マタイ4章17節)と語られ、「神の国を求めよ」と教えられました(マタイ6章33節)。そして、人が御国に与る幸いを「福音」と言って、御国について多くのことを教えられました(マタイ4章23節)。
 御国とこの世の国とは根本的に違うものです。しかし、神の御国がこの世に対して、神の良き力を発揮することをキリストは教えられました(コリント第一4章20節)。すなわち、キリストの「神の国を求めよ」という言葉は、神を信じる者のために働く神の力を求めることを意味します。
 聖書の神は、主の祈りを信仰をもって祈る者に大きな力をもって報いられます。神の支配に服従する者に与えられる神の幸いが皆様のものとなりますように。
 ご一緒にお祈りいたしましょう。
 天の父なる神様。キリストは神の国が良き力を伴って近づいていると教えられました。私たちは神の良き力に与るべく、御国が私たちのところに来られることを求めて祈ります。私たちのうちに神の良き国が建て上げられますように(エペソ4章12、13節)。
 イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2021/07/12

2021年7月18日の聖書日課

(写真:ノウゼンカズラ)

コリント第一4:16-20
 4:16 そこで、あなたがたに勧める。わたしにならう者となりなさい。
 4:17 このことのために、わたしは主にあって愛する忠実なわたしの子テモテを、あなたがたの所につかわした。彼は、キリスト・イエスにおけるわたしの生活のしかたを、わたしが至る所の教会で教えているとおりに、あなたがたに思い起させてくれるであろう。
 4:18 しかしある人々は、わたしがあなたがたの所に来ることはあるまいとみて、高ぶっているということである。
 4:19 しかし主のみこころであれば、わたしはすぐにでもあなたがたの所に行って、高ぶっている者たちの言葉ではなく、その力を見せてもらおう。
 4:20 神の国は言葉ではなく、力である。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)
 

2021/07/11

2021年7月11日3分メッセージ



 マタイ6章9節をお読みします。
御名があがめられますように。


 この言葉は、イエス・キリストが教えられた「主の祈り」の願いの言葉の最初のものです。多くの願い事を祈るその最初に、キリストは天の父なる神に関する願い事をするように教えられました。
 このことは、聖書の神に受け入れられる祈りの秘訣です。教会で行われる礼拝で、神の御名をほめたたえる「賛美歌」が多く歌われることにも共通することです。
 しかし、「神の御名があがめられる」ことは本来、私たち人間が自由気ままに行えるものではありません。人間が自分の都合で神を祭り上げた時、聖書の神は彼らをその不遜な態度のゆえに罰せられました(サムエル上4章)。また神の御旨に従わない者が神を賛美したとしても、彼の祈りは聞かれることがありません(マタイ7章21~23節)。
 キリストは「主の祈り」の言葉とともに、聖書の神への本物の信仰について教えられました(マタイ6章5~7節)。教えを受けた私たちは、キリストが教えられたとおりに、「天の父の御名があがめられるように」と祈ることが許されています。キリストの大切な教えに感謝しつつ、神の子どもとして天の父に心からの祈りをささげましょう(マタイ11章25節)。

 ご一緒にお祈りいたしましょう。
 天の父なる神様。私たちに祈りの言葉を教えてくださったことを感謝いたします。私たちは祈りを聞いてくださる方に向かって祈ることを許されました。私たちの祈りを聞き届けてくださる方の御名が、とこしえまであがめられますように。
 イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2021/07/05

2021年7月11日の聖書日課

(写真:ムクゲ)

ルカ1:46-50
 1:46 するとマリヤは言った、
「わたしの魂は主をあがめ、
 1:47 わたしの霊は救主なる神をたたえます。
 1:48 この卑しい女をさえ、心にかけてくださいました。
今からのち代々の人々は、わたしをさいわいな女と言うでしょう、
 1:49 力あるかたが、わたしに大きな事をしてくださったからです。
そのみ名はきよく、
 1:50 そのあわれみは、代々限りなく
主をかしこみ恐れる者に及びます。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)
 

2021/07/04

2021年7月4日3分メッセージ



 マタイ6章9節をお読みします。
だから、あなたがたはこう祈りなさい、天にいますわれらの父よ、…


 イエス・キリストは祈りについて、いくつかの大切なポイントを教えられました。
 第一に、祈りは人に向けて祈るものではなく、神に向けて祈るものです。教会の集会では代表の祈りがなされることがあります。しかし、祈る時は人にどのように思われているだろうかと考えるべきではありません(マタイ6章5節)。
 しかし、神は確かに祈りを聞いておられます。ですから、祈る時は祈りを聞いておられる神を思い、正直な気持ちで神に訴えるように祈るべきです(マタイ6章6節)。
 第二に、神は私たちの天の父であり、私たちの祈りを親しく聞いておられます。祈りは、自分勝手な欲望を実現するための呪文ではありません。神は私たちの祈りの内容以上に、私たち自身のことに関心を持っておられます。もし私たちの心のうちに天の父である神ご自身を思う思いがなければ、祈りが聞かれるはずがありません(マタイ6章7節)。
 第三に、私たちは感謝の心をもって祈るべきです。祈りというものは自然にできるものではありません。むしろ助けを求める必死な思いから祈りは生まれてきます。キリストは、助けを求めて祈りたいと願う私たちのために「主の祈り」の言葉を教えられました(ルカ11章1節)。私たちの祈りを聞かれ、また私たちに祈りの言葉をも教えられた神に、感謝をもって祈りをささげましょう。

 ご一緒にお祈りいたしましょう。
 天の父なる神様。私たちは日々生きていく中で様々な助けを必要としています。その助けを与えてくださる神がおられること、また私たちの口に祈りの言葉を与え、私たちの祈りを聞いてくださることを心より感謝します。どうぞ今日も私たちの祈りを聞き届けてください。
 イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2021/07/01

2021年7月4日の聖書日課

(写真:ノアザミ)

列王記上8:27-30
 8:27 しかし神は、はたして地上に住まわれるでしょうか。見よ、天も、いと高き天もあなたをいれることはできません。ましてわたしの建てたこの宮はなおさらです。
 8:28 しかしわが神、主よ、しもべの祈と願いを顧みて、しもべがきょう、あなたの前にささげる叫びと祈をお聞きください。
 8:29 あなたが『わたしの名をそこに置く』と言われた所、すなわち、この宮に向かって夜昼あなたの目をお開きください。しもべがこの所に向かって祈る祈をお聞きください。
 8:30 しもべと、あなたの民イスラエルがこの所に向かって祈る時に、その願いをお聞きください。あなたのすみかである天で聞き、聞いておゆるしください。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)