2022/09/11

聖書の植物~ニガヨモギ


 「どうか、わが悩みと苦しみ、にがよもぎと
胆汁とを心に留めてください。」
哀歌3章19節

 ニガヨモギは、ヨモギの近縁であるキク科の植物で、夏に小さな黄色の花を咲かせます。表面に白い毛があり、今日ではシルバーリーフの一種として育てられています。独特の苦みとにおいを持ち、古代には防虫剤の原料とされるほか、飲み物の苦み付けとしても用いられました。
 哀歌の歌い手は、自らなめた苦痛の味をニガヨモギにたとえました。その苦みを味わいながら、神のあわれみを味わうことを望み(哀歌3章21節)、その希望がますます新しく、大きく成長していきました(哀歌3章23節)。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2022/09/10

讃美歌21・536「み恵みを受けた今は」

1)み恵みを受けた今は われらに恐れはない
み力により頼んで 主のために進みゆこう
(くりかえし)
さあ進め たゆみなく さあ歌え 声たかく
み恵みに生かされて われらは主に従おう

2)わがすべて主にささげて ただ主のみ旨に生き
喜んで主に仕えよ 勇ましくわざをなそう
(くりかえし)

3)傲慢な思いを捨て ただ主のみ名をあがめ
真心をこめて仕え ひたすらみ国を待とう
(くりかえし)

出典:日本キリスト教団出版局『讃美歌21』(インターネット配信について

2022/09/05

2022年9月11日の聖書日課

(写真:ヘチマ)
 第一コリント13:4-13
 13:4 愛は寛容であり、愛は情深い。また、ねたむことをしない。愛は高ぶらない、誇らない、
 13:5 不作法をしない、自分の利益を求めない、いらだたない、恨みをいだかない。
 13:6 不義を喜ばないで真理を喜ぶ。
 13:7 そして、すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを耐える。
 13:8 愛はいつまでも絶えることがない。しかし、預言はすたれ、異言はやみ、知識はすたれるであろう。
 13:9 なぜなら、わたしたちの知るところは一部分であり、預言するところも一部分にすぎない。
 13:10 全きものが来る時には、部分的なものはすたれる。
 13:11 わたしたちが幼な子であった時には、幼な子らしく語り、幼な子らしく感じ、また、幼な子らしく考えていた。しかし、おとなとなった今は、幼な子らしいことを捨ててしまった。
 13:12 わたしたちは、今は、鏡に映して見るようにおぼろげに見ている。しかしその時には、顔と顔とを合わせて、見るであろう。わたしの知るところは、今は一部分にすぎない。しかしその時には、わたしが完全に知られているように、完全に知るであろう。
 13:13 このように、いつまでも存続するものは、信仰と希望と愛と、この三つである。このうちで最も大いなるものは、愛である。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2022/09/04

聖書の植物~トウゴマ


 「時に主なる神は、ヨナを暑さの苦痛から救うために、
とうごまを備えて、それを育て、
ヨナの頭の上に日陰を設けた。」ヨナ4章6節

 トウゴマは、東アフリカ原産の多年草です。ヒマ(蓖麻)とも言い、種(蓖麻子)から油(ひまし油)を採ることができ、灯油や潤滑油として利用されます。また毒性を持ち、下剤としても利用されてきました。
 数メートルの高さまで成長し、葉はヤツデのように互い違いに生えるため、葉の陰で涼をとるのに便利です。ヨナはトウゴマに掛け替えのない価値を見出しましたが、それによって神は人間に掛け替えのない価値を見出されていることを諭し教えられました(ヨナ4章10~11節)。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2022/09/03

讃美歌21・265「天なる神には」

1)天(あめ)なる神には み栄えあれ
地に住む人には 平和あれと
み使いこぞりて ほむる歌は
静かにふけゆく 夜にひびけり

2)今なおみ使い つばさを伸べ
疲れしこの世を おおい守り
悲しむ都に 悩む里に
慰め与うる 調べうたう

3)重荷を負いつつ 世の旅路に
悩める人びと かしらを上げ
はえあるこの日を たたえうたう
楽しき歌声 ききて憩え

4)み使いのうたう 平和きたり
久しく聖徒の 待ちし国に
主イエスをわれらの 君とあがめ
あまねく世の民 高くうたわん

アーメン

出典:日本キリスト教団出版局『讃美歌21』(インターネット配信について

2022/09/01

2022年9月4日の聖書日課

(写真:センニチコウ)
 マルコ12:1-11
 12:1 そこでイエスは譬で彼らに語り出された、「ある人がぶどう園を造り、垣をめぐらし、また酒ぶねの穴を掘り、やぐらを立て、それを農夫たちに貸して、旅に出かけた。
 12:2 季節になったので、農夫たちのところへ、ひとりの僕を送って、ぶどう園の収穫の分け前を取り立てさせようとした。
 12:3 すると、彼らはその僕をつかまえて、袋だたきにし、から手で帰らせた。
 12:4 また他の僕を送ったが、その頭をなぐって侮辱した。
 12:5 そこでまた他の者を送ったが、今度はそれを殺してしまった。そのほか、なお大ぜいの者を送ったが、彼らを打ったり、殺したりした。
 12:6 ここに、もうひとりの者がいた。それは彼の愛子であった。自分の子は敬ってくれるだろうと思って、最後に彼をつかわした。
 12:7 すると、農夫たちは『あれはあと取りだ。さあ、これを殺してしまおう。そうしたら、その財産はわれわれのものになるのだ』と話し合い、
 12:8 彼をつかまえて殺し、ぶどう園の外に投げ捨てた。
 12:9 このぶどう園の主人は、どうするだろうか。彼は出てきて、農夫たちを殺し、ぶどう園を他の人々に与えるであろう。
 12:10 あなたがたは、この聖書の句を読んだことがないのか。
『家造りらの捨てた石が
隅のかしら石になった。
 12:11 これは主がなされたことで、
わたしたちの目には不思議に見える』」。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2022/08/28

聖書の植物~ヘンナ


 「わが愛する者は、わたしにとっては、
エンゲデのぶどう園にある
ヘンナ樹の花ぶさのようです。」
雅歌1章14節

 ヘンナ(ヘナ)は、北アフリカからインドにかけての丘陵地に育つミソハギ科の常緑低木で、春に白い花を咲かせます。古代より、葉から採れる赤い染料が化粧品として用いられてきました。現代でも同じようにマニキュアやヘアダイの原料として人気があります。
 雅歌は、恋人たちがお互いを称え合う歌です(雅歌1章4節)。死海のほとりのオアシスであるエンケデは、まさに人々に憩いを与え、最高級の産物をもたらしました。愛する者たちが共にいる所はどこでも、砂漠からオアシスに変わります(雅歌1章16節)。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)