「時に主なる神は、ヨナを暑さの苦痛から救うために、
とうごまを備えて、それを育て、
ヨナの頭の上に日陰を設けた。」ヨナ4章6節
とうごまを備えて、それを育て、
ヨナの頭の上に日陰を設けた。」ヨナ4章6節
トウゴマは、東アフリカ原産の多年草です。ヒマ(蓖麻)とも言い、種(蓖麻子)から油(ひまし油)を採ることができ、灯油や潤滑油として利用されます。また毒性を持ち、下剤としても利用されてきました。
数メートルの高さまで成長し、葉はヤツデのように互い違いに生えるため、葉の陰で涼をとるのに便利です。ヨナはトウゴマに掛け替えのない価値を見出しましたが、それによって神は人間に掛け替えのない価値を見出されていることを諭し教えられました(ヨナ4章10~11節)。
(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)