「テレビンの木またはかしの木が
切り倒されるとき、
その切り株が残るように」
(イザヤ6章13節)
切り倒されるとき、
その切り株が残るように」
(イザヤ6章13節)
テレビンノキは、地中海沿岸原産の落葉樹です。ヘブル語では「エラー」と言い、「エラの谷」(サムエル上17章2節)はイスラエルにおける自生地の一つです。ピスタチオに近縁な植物で、果実や樹液が食品への風味づけのために用いられました。
テレビンノキは樫の木と同様、シンボルツリーとみなされましたが、聖書の神に忌み嫌われる偶像礼拝(レビ26章1節)の場とされることもありました。神は人々に偶像礼拝の罪を悔い改めることを迫り、そこからの回復の道をも備えておられます(テサロニケ第一1章9~10節)。
(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)