ルカ12章35節、36節をお読みします。
腰に帯を締め、あかりをともしていなさい。主人が婚礼から帰って来て戸をたたいたら、すぐに戸をあけようと、その帰りを待ち受けている人たちのようでありなさい。
イエス・キリストは、結婚式に招かれた主人と留守中の家を守るしもべのたとえ話をしました。
古代イスラエルの結婚式は数日にもわたって続き、いつ終わるかは予めわかりませんでした。そのため、家を守るしもべたちは主人の帰宅を何日間も待たなければなりません。しかし、主人がいつ帰って来ようとも、それが真夜中であったとしても、しもべたちは変わらぬ忠実な態度で主人を迎えるのが務めです。
イエス・キリストは、このたとえ話の主人は自分のことであると言いました。イエス・キリストを救い主と信じ、約束されている救いを待ち望む者は、逆に主人がしもべに仕えるように、キリストから豊かな恵みを受け取ることができます。聖書の神は、心を尽くして求める者に、心を尽くして報いて下さるお方です。
お祈りいたしましょう。
天の父なる神さま。私たちが神の救いを求める時、その求めに応える時を定めておられるのは主であられるあなたです。応えを得るまで忠実に、忍耐強く待ち続ける者であらせてください。
イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。
(聖書 新改訳 ©1970,1978,2003 新日本聖書刊行会)