ルカ8章1節から3節をお読みします。
その後、イエスは、神の国を説き、その福音を宣べ伝えながら、町や村を次から次に旅をしておられた。十二弟子もお供をした。また、悪霊や病気を直していただいた女たち、すなわち、七つの悪霊を追い出していただいたマグダラの女と呼ばれるマリヤ、自分の財産をもって彼らに仕えているヘロデの執事クーザの妻ヨハンナ、スザンナ、そのほか大ぜいの女たちもいっしょであった。
聖書は、キリスト教精神の一つである奉仕、すなわち仕える精神を語っています。キリスト教のあらゆる営みは、イエス・キリストが主体的に行い、また語っていることに根差しています。キリストの弟子であるクリスチャンが行うべきことは、キリストが行かれる所につき従い、キリストが行われる事のお手伝いをすることです。これが、奉仕の精神の意味するところで、クリスチャンはキリストに仕える者であるのです。
キリストの弟子には男性も女性もいました。彼らは自ら持てるものを用いて、自発的にキリストに仕えました。彼ら自身がキリストによる救いを体験していて、その救いがより多くの人々に行われるために、キリストにつき従って、奉仕していたのです。私たちもキリストに従い、他の人々のために奉仕することで、キリストの救いに多く与りたいものです。
お祈りいたしましょう。
天の父なる神さま。キリストの弟子たちは仕えることで、キリストの救いを多く目の当たりにすることができました。私たちも救いを期待しつつ、奉仕の精神をもって日々を歩むことができますように。
イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。
(聖書 新改訳 ©1970,1978,2003 新日本聖書刊行会)