イザヤ60:1-5
60:1 起きよ、光を放て。
あなたの光が臨み、
主の栄光があなたの上にのぼったから。
60:2 見よ、暗きは地をおおい、
やみはもろもろの民をおおう。
しかし、あなたの上には主が朝日のごとくのぼられ、
主の栄光があなたの上にあらわれる。
60:3 もろもろの国は、あなたの光に来、
もろもろの王は、のぼるあなたの輝きに来る。
60:4 あなたの目をあげて見まわせ、
彼らはみな集まってあなたに来る。
あなたの子らは遠くから来、
あなたの娘らは、かいなにいだかれて来る。
60:5 その時あなたは見て、喜びに輝き、
あなたの心はどよめき、かつ喜ぶ。
海の富が移ってあなたに来、
もろもろの国の宝が、あなたに来るからである。
毎年冬至の後に迎えるクリスマスを経て、昼の時間が長くなり始めましたが、冬の寒さはいよいよ厳しくなっていきます。「義の太陽」(マラキ4:2)なるキリストが現れても、暗きは地をおおっています(:2)。しかし、季節が進むにつれて昼の光は夜のやみを追い払っていきます。
主の栄光を受けると(:2)、私たちは主の栄光を反映するようになります(:3)。そのためには「世の光」(ヨハネ8:12)たるキリストに従って、光のもとに身を出す必要があります。
キリストが私たちに言われています。「あなたがたは、世の光である。」(マタイ5:14)その光は弱々しいものではなく、やみの中に沈む人々を照らす強い光です。多くの人々も光を求めて集まって来ます(:3-4)。「起きよ、光を放て。」(:1)きたる年、私たちも「喜びに輝き」(:5)ましょう。
(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)