(写真:シボリカタバミ) |
1:21 それから、彼らはカペナウムに行った。そして安息日にすぐ、イエスは会堂にはいって教えられた。
1:22 人々は、その教に驚いた。律法学者たちのようにではなく、権威ある者のように、教えられたからである。
1:23 ちょうどその時、けがれた霊につかれた者が会堂にいて、叫んで言った、
1:24 「ナザレのイエスよ、あなたはわたしたちとなんの係わりがあるのです。わたしたちを滅ぼしにこられたのですか。あなたがどなたであるか、わかっています。神の聖者です」。
1:25 イエスはこれをしかって、「黙れ、この人から出て行け」と言われた。
1:26 すると、けがれた霊は彼をひきつけさせ、大声をあげて、その人から出て行った。
1:27 人々はみな驚きのあまり、互に論じて言った、「これは、いったい何事か。権威ある新しい教だ。けがれた霊にさえ命じられると、彼らは従うのだ」。
1:28 こうしてイエスのうわさは、たちまちガリラヤの全地方、いたる所にひろまった。
(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)