「そのすそには青糸、紫糸、緋糸で、
ざくろを作り、そのすその周囲につけ…」
(出エジプト28章33節)
ザクロはトルコ原産の果樹で、日本には平安時代に渡ってきました。イスラエルには「エンリンモン」(ザクロの泉)という地名があり(ネヘミヤ11章29節)、古くから花と実の美しさが好まれてきました。熟した実の中からのぞく宝石のような種は多産の象徴と考えられて、様々なデザインの原案となりました。
神と人の仲介者である祭司の衣装にも、栄えと麗しきの象徴としてザクロのデザインが編み込まれました(出エジプト28章2節)。
(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)