(写真:ヒメリンゴ) |
「おりにかなって語る言葉は、
銀の彫り物に金のりんごをはめたようだ。」
(箴言25章11節)
リンゴは原産地の中央アジアから東西へ渡っていきました。古代から美しい花色と香り高い実が愛好されてきましたが、当時は接ぎ木などの技術が発達しておらず、実はヒメリンゴほどの大きさしかありませんでした。ヘブル語では「タップア」といい、イスラエルでも地名に残るように知られていた果樹でした(ヨシュア12章17節)。
聖書はしばしば言葉についての教訓を語っており、良い言葉は芳しい香りを放つリンゴにたとえられています。
(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)