詩篇92篇12節、13節をお読みします。
正しい者は、なつめやしの木のように栄え、レバノンの杉のように育ちます。彼らは、主の家に植えられ、私たちの神の大庭で栄えます。
何が正しく、何が正しくないのか。聖書は私たちに正しい事と正しくない事、すなわち善と悪について教えています。歴史や民族の壁を越えて、全人類に共通する正しさは、人それぞれの考え方や状況判断により変わるものであってはなりません。聖書の神は根本的な大原則として、モーセを通して十戒を与えられました(出エジプト20章)。
聖書は神から与えられた教えに従う者を「正しい者」とし、正しい者の生涯をナツメヤシやレバノンスギのような長く生きる植物に例えています。逆に、神の教えに従わない「悪者」については、短い命でしかない青草に例えて、悪は繁栄しているように見えても、長く続くものではないことを教えています。
神が聖書を通して教える「正しさ」に頼る者は、とこしえまでに至る繁栄を受けることができます。神は信じる者に永遠の命を約束しています(ヨハネ3章16節)。
お祈りいたしましょう。
天の父なる神さま。私たちに正しい生き方を教えてください。正しい者に約束された、とこしえまでに至る栄えを与えてください。
イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。
(聖書 新改訳 ©1970,1978,2003 新日本聖書刊行会)