2022/09/03

讃美歌21・265「天なる神には」

1)天(あめ)なる神には み栄えあれ
地に住む人には 平和あれと
み使いこぞりて ほむる歌は
静かにふけゆく 夜にひびけり

2)今なおみ使い つばさを伸べ
疲れしこの世を おおい守り
悲しむ都に 悩む里に
慰め与うる 調べうたう

3)重荷を負いつつ 世の旅路に
悩める人びと かしらを上げ
はえあるこの日を たたえうたう
楽しき歌声 ききて憩え

4)み使いのうたう 平和きたり
久しく聖徒の 待ちし国に
主イエスをわれらの 君とあがめ
あまねく世の民 高くうたわん

アーメン

出典:日本キリスト教団出版局『讃美歌21』(インターネット配信について

2022/09/01

2022年9月4日の聖書日課

(写真:センニチコウ)
 マルコ12:1-11
 12:1 そこでイエスは譬で彼らに語り出された、「ある人がぶどう園を造り、垣をめぐらし、また酒ぶねの穴を掘り、やぐらを立て、それを農夫たちに貸して、旅に出かけた。
 12:2 季節になったので、農夫たちのところへ、ひとりの僕を送って、ぶどう園の収穫の分け前を取り立てさせようとした。
 12:3 すると、彼らはその僕をつかまえて、袋だたきにし、から手で帰らせた。
 12:4 また他の僕を送ったが、その頭をなぐって侮辱した。
 12:5 そこでまた他の者を送ったが、今度はそれを殺してしまった。そのほか、なお大ぜいの者を送ったが、彼らを打ったり、殺したりした。
 12:6 ここに、もうひとりの者がいた。それは彼の愛子であった。自分の子は敬ってくれるだろうと思って、最後に彼をつかわした。
 12:7 すると、農夫たちは『あれはあと取りだ。さあ、これを殺してしまおう。そうしたら、その財産はわれわれのものになるのだ』と話し合い、
 12:8 彼をつかまえて殺し、ぶどう園の外に投げ捨てた。
 12:9 このぶどう園の主人は、どうするだろうか。彼は出てきて、農夫たちを殺し、ぶどう園を他の人々に与えるであろう。
 12:10 あなたがたは、この聖書の句を読んだことがないのか。
『家造りらの捨てた石が
隅のかしら石になった。
 12:11 これは主がなされたことで、
わたしたちの目には不思議に見える』」。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2022/08/28

聖書の植物~ヘンナ


 「わが愛する者は、わたしにとっては、
エンゲデのぶどう園にある
ヘンナ樹の花ぶさのようです。」
雅歌1章14節

 ヘンナ(ヘナ)は、北アフリカからインドにかけての丘陵地に育つミソハギ科の常緑低木で、春に白い花を咲かせます。古代より、葉から採れる赤い染料が化粧品として用いられてきました。現代でも同じようにマニキュアやヘアダイの原料として人気があります。
 雅歌は、恋人たちがお互いを称え合う歌です(雅歌1章4節)。死海のほとりのオアシスであるエンケデは、まさに人々に憩いを与え、最高級の産物をもたらしました。愛する者たちが共にいる所はどこでも、砂漠からオアシスに変わります(雅歌1章16節)。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2022/08/27

讃美歌21・504「主よみ手もて」

1)主よみ手もて 引かせたまえ
ただわが主の 道をあゆまん
いかに暗く けわしくとも
み旨ならば われいとわじ

2)ちから頼み 知恵に頼る
われと道を 選びとらじ
ゆくてはただ 主のみ旨に
ゆだねまつり 正しくゆかん

3)主よ飲むべき わがさかずき
選びとりて さずけたまえ
喜びをも 悲しみをも
満たしたもう そのまま受けん

4)この世を主に ささげまつり
神の国と なすためには
責めも恥も 死も滅びも
何かはあらん 主にまかせて

アーメン

出典:日本キリスト教団出版局『讃美歌21』(インターネット配信について

2022/08/22

2022年8月28日の聖書日課

(写真:カラスウリ)
ミカ6:1-8
 6:1 あなたがたは
主の言われることを聞き、
立ちあがって、もろもろの山の前に訴えをのべ、
もろもろの丘にあなたの声を聞かせよ。
 6:2 もろもろの山よ、地の変ることなき基よ、
主の言い争いを聞け。
主はその民と言い争い、
イスラエルと論争されるからである。
 6:3 「わが民よ、わたしはあなたに何をなしたか、
何によってあなたを疲れさせたか、
わたしに答えよ。
 6:4 わたしはエジプトの国からあなたを導きのぼり、
奴隷の家からあなたをあがない出し、
モーセ、アロンおよびミリアムをつかわして、あなたに先だたせた。
 6:5 わが民よ、モアブの王バラクがたくらんだ事、
ベオルの子バラムが彼に答えた事、
シッテムからギルガルに至るまでに
起った事どもを思い起せ。
そうすれば、あなたは主の正義のみわざを
知るであろう」。
 6:6 「わたしは何をもって主のみ前に行き、
高き神を拝すべきか。
燔祭および当歳の子牛をもって
そのみ前に行くべきか。
 6:7 主は数千の雄羊、
万流の油を喜ばれるだろうか。
わがとがのためにわが長子をささぐべきか。
わが魂の罪のためにわが身の子をささぐべきか」。
 6:8 人よ、彼はさきによい事のなんであるかを
あなたに告げられた。
主のあなたに求められることは、
ただ公義をおこない、いつくしみを愛し、
へりくだってあなたの神と共に歩むことではないか。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2022/08/21

聖書の植物~ハッカ

(写真:ウマハッカ)

「はっか、いのんど、クミンなどの薬味の
十分の一を宮に納めておりながら、
律法の中でもっと重要な、公平と
あわれみと忠実とを見のがしている。」
マタイ23章23節

 ハッカ(ミント)は、アジア原産とする説がありますが、古代より世界各地で栽培され、様々な品種、雑種が存在します。イスラエルではウマハッカ(ホースミント)が水辺に自生しており、清涼感に富むため薬味等で利用されてきました。
 イスラエルではハッカのほか、コエンドロ、イノンド、クミン等、多種多様なハーブ、スパイスが食材として用いられました。聖書の教え(律法)に忠実な人々は、これらのものを事細かく管理して礼拝で捧げましたが、キリストは彼らが教えの神髄を見のがしていることを戒めました(ミカ6章8節)。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2022/08/20

讃美歌21・101「命と光たもう神よ」

1)命と光 たもう神よ
そのみ恵みは 限りもなし
すべてのものを 守り照らし
聖(きよ)き愛もて 満たしたまえ

2)結ぶ手と手を 主よ 祝して
ふたりの心 ひとつとなし
ともに家庭を 築く誓い
まこととなして 導きませ

3)愛のみ神よ 世の旅路を
助け合いつつ たどる間にも
喜び満つる 神の国に
住まう備えを なさせたまえ

アーメン

出典:日本キリスト教団出版局『讃美歌21』(インターネット配信について