2022/03/01

2022年3月6日の聖書日課

(写真:サンシュユ)
エレミヤ31:27-34
 31:27 「主は言われる、見よ、わたしが人の種と獣の種とをイスラエルの家とユダの家とにまく日が来る。
 31:28 わたしは彼らを抜き、砕き、倒し、滅ぼし、悩まそうと待ちかまえていたように、また彼らを建て、植えようと待ちかまえていると主は言われる。
 31:29 その時、彼らはもはや、
『父がすっぱいぶどうを食べたので、
子どもの歯がうく』
とは言わない。
 31:30 人はめいめい自分の罪によって死ぬ。すっぱいぶどうを食べる人はみな、その歯がうく。
 31:31 主は言われる、見よ、わたしがイスラエルの家とユダの家とに新しい契約を立てる日が来る。
 31:32 この契約はわたしが彼らの先祖をその手をとってエジプトの地から導き出した日に立てたようなものではない。わたしは彼らの夫であったのだが、彼らはそのわたしの契約を破ったと主は言われる。
 31:33 しかし、それらの日の後にわたしがイスラエルの家に立てる契約はこれである。すなわちわたしは、わたしの律法を彼らのうちに置き、その心にしるす。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となると主は言われる。
 31:34 人はもはや、おのおのその隣とその兄弟に教えて、『あなたは主を知りなさい』とは言わない。それは、彼らが小より大に至るまで皆、わたしを知るようになるからであると主は言われる。わたしは彼らの不義をゆるし、もはやその罪を思わない」。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)
 

2022/02/27

聖書の植物~アマ


「その実、彼女はすでに彼らを連れて屋根に
のぼり、屋上に並べてあった亜麻の茎の中に
彼らを隠していたのである。」
(ヨシュア2章6節)

 アマ(亜麻)は中東が原産地で、最初は中東からヨーロッパにかけて、後に世界中で栽培されるようになりました。茎からは衣類の繊維、種からはアマニ油が採れます。繊維を採るためには茎を水にさらし、日干しする必要があります。
イスラエルの石造りの家の屋上は、アマのかっこうの貯蔵場所でした。ラハブはごく自然な屋上のアマの物陰に、イスラエル人の斥候を隠しました(ヨシュア2章4節)。彼女は知恵を用いてイスラエル人を救い、自らの家族の命を救い出しました(ヨシュア6章25節)。
 
(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

 

2022/02/21

2022年2月27日の聖書日課

(写真:アセビ)
ヘブル2:1-4
 2:1 こういうわけだから、わたしたちは聞かされていることを、いっそう強く心に留めねばならない。そうでないと、おし流されてしまう。
 2:2 というのは、御使たちをとおして語られた御言が効力を持ち、あらゆる罪過と不従順とに対して正当な報いが加えられたとすれば、
 2:3 わたしたちは、こんなに尊い救をなおざりにしては、どうして報いをのがれることができようか。この救は、初め主によって語られたものであって、聞いた人々からわたしたちにあかしされ、
 2:4 さらに神も、しるしと不思議とさまざまな力あるわざとにより、また、御旨に従い聖霊を各自に賜うことによって、あかしをされたのである。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)
 

2022/02/20

聖書の植物~レンズマメ

「そこでヤコブはパンとレンズ豆の
あつものとをエサウに与えたので、
彼は飲み食いして、立ち去った。」
(創世記25章34節)

 レンズマメは西アジア原産の豆です。「レンズ」の語源でもあり、レンズのような丸い平べったい形をしています。世界最古の栽培植物の一種で、現代でもあつもの(煮込み料理)の食材として世界中で食されています。
 エサウとヤコブは対照的な性格の兄弟でした(創世記25章27節)。エサウは一時の飢えを満たすためにレンズマメにあつものを取り、ヤコブは将来に亘る長子の特権を取りました。しかし、二人の生涯は人の思惑を超えた、神の導きにより定められていました(ヘブル11章20節)。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

 

2022/02/14

2022年2月20日の聖書日課

(写真:フキタンポポ)
マルコ2:5-12
 2:5 イエスは彼らの信仰を見て、中風の者に、「子よ、あなたの罪はゆるされた」と言われた。
 2:6 ところが、そこに幾人かの律法学者がすわっていて、心の中で論じた、
 2:7 「この人は、なぜあんなことを言うのか。それは神をけがすことだ。神ひとりのほかに、だれが罪をゆるすことができるか」。
 2:8 イエスは、彼らが内心このように論じているのを、自分の心ですぐ見ぬいて、「なぜ、あなたがたは心の中でそんなことを論じているのか。
 2:9 中風の者に、あなたの罪はゆるされた、と言うのと、起きよ、床を取りあげて歩け、と言うのと、どちらがたやすいか。
 2:10 しかし、人の子は地上で罪をゆるす権威をもっていることが、あなたがたにわかるために」と彼らに言い、中風の者にむかって、
 2:11 「あなたに命じる。起きよ、床を取りあげて家に帰れ」と言われた。
 2:12 すると彼は起きあがり、すぐに床を取りあげて、みんなの前を出て行ったので、一同は大いに驚き、神をあがめて、「こんな事は、まだ一度も見たことがない」と言った。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)
 

2022/02/13

聖書の植物~ソラマメ

「あなたは小麦、大麦、そら豆、レンズ豆、
粟、裸麦を取り、それらを一つの器に入れ、
それで自分のためにパンを作り…」
(エゼキエル4章9節)

 ソラマメは西アジア原産の豆であり、レンズマメ、ヒヨコマメとともに古代から栽培されてきました。古代オリエントの主食であるパンは、麦類とともに豆類も生地の素材として用いました。
 エゼキエルの預言では、パンの素材として麦類、豆類が列挙されていますが、それはあらゆる食材が不足する飢きんを予告するものです(エゼキエル4章16~17節)。しかし、神の民の命は守られます。「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばで生きる」(マタイ4章4節)のだからです。

(新日本聖書刊行会『聖書 新改訳2017』2017年版)

 

2022/02/07

2022年2月13日の聖書日課

(写真:オオイヌノフグリ)
詩篇126篇
都もうでの歌
 126:1 主がシオンの繁栄を回復されたとき、
われらは夢みる者のようであった。
 126:2 その時われらの口は笑いで満たされ、
われらの舌は喜びの声で満たされた。
その時「主は彼らのために大いなる事をなされた」と
言った者が、もろもろの国民の中にあった。
 126:3 主はわれらのために大いなる事をなされたので、
われらは喜んだ。
 126:4 主よ、どうか、われらの繁栄を、
ネゲブの川のように回復してください。
 126:5 涙をもって種まく者は、
喜びの声をもって刈り取る。
 126:6 種を携え、涙を流して出て行く者は、
束を携え、喜びの声をあげて帰ってくるであろう。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)