2021/11/14

聖書の植物~ウリ

(写真:コロシントウリ)

「つる草のあるのを見て、
その野うりを一包つんできて、
煮物のかまの中に切り込んだ。」
(列王紀下4章39節)

 ウリは、植物分類上はメロンと同一種と考えられています。ウリやメロンは品種改良の長い歴史の結果甘く、食べられるようになりましたが、野生の原種は苦く、食べられないものでした。
 預言者エリシャのともがらが野に出てウリを採取して、煮物にして食べようとしましたが、非常に苦くて食べられませんでした。恐らくそれはウリの原種であるコロシントウリであったと思われます。しかし、神はエリシャを通して煮物の苦味と毒を消し、ききんに苦しむ人々を救われました(列王紀下4章38~41節)。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

 

2021/11/11

2021年12月19日(日) クリスマス礼拝(及び年始の予定)

 2021年の志村キリスト教会のクリスマス礼拝は、定例集会の枠の中で行います。例年のお楽しみの食事会は、今回は残念ながらありません。ご一緒に世界の救いを求めて祈りましょう。
 合わせて、新年の教会予定についてもお知らせいたします。

クリスマス礼拝  12月19日(日)10:30~11:30

元旦礼拝 2022年1月1日(土) 10:30~11:30

第一主日礼拝 2022年1月2日(日) 10:30~11:30

 

2021/11/08

2021年11月14日の聖書日課

(写真:カリン)
出エジプト6:2-8
 6:2 神はモーセに言われた、「わたしは主である。
 6:3 わたしはアブラハム、イサク、ヤコブには全能の神として現れたが、主という名では、自分を彼らに知らせなかった。
 6:4 わたしはまたカナンの地、すなわち彼らが寄留したその寄留の地を、彼らに与えるという契約を彼らと立てた。
 6:5 わたしはまた、エジプトびとが奴隷としているイスラエルの人々のうめきを聞いて、わたしの契約を思い出した。
 6:6 それゆえ、イスラエルの人々に言いなさい、『わたしは主である。わたしはあなたがたをエジプトびとの労役の下から導き出し、奴隷の務から救い、また伸べた腕と大いなるさばきをもって、あなたがたをあがなうであろう。
 6:7 わたしはあなたがたを取ってわたしの民とし、わたしはあなたがたの神となる。わたしがエジプトびとの労役の下からあなたがたを導き出すあなたがたの神、主であることを、あなたがたは知るであろう。
 6:8 わたしはアブラハム、イサク、ヤコブに与えると手を挙げて誓ったその地にあなたがたをはいらせ、それを所有として、与えるであろう。わたしは主である』と」。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2021/11/07

聖書の植物~アシ

「あなたがたは、何を見に荒野に出てきたのか。
風に揺らぐ葦であるか。」(マタイ11章7節)

 アシは世界中の温帯地域の水辺に育つ植物で、日本では北海道から沖縄まで自生しています。人間の生活にも身近な植物で、家の屋根や敷物、よしずやすだれ、筆や楽器、杖の材料として利用されています(列王紀下18章21節)。
 アシの穂がうなだれる様子から弱さの象徴と見られることもありますが(イザヤ42章3節)、強い風で吹き倒されても立ち上がり、海の塩分にも負けずに育つ強さも持っています。アシは人間の強さと弱さを同時に表すことのできる植物です。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2021/11/01

2021年11月7日の聖書日課

(写真:リンドウ)
ヤコブ2:14-20
 2:14 わたしの兄弟たちよ。ある人が自分には信仰があると称していても、もし行いがなかったら、なんの役に立つか。その信仰は彼を救うことができるか。
 2:15 ある兄弟または姉妹が裸でいて、その日の食物にもこと欠いている場合、
 2:16 あなたがたのうち、だれかが、「安らかに行きなさい。暖まって、食べ飽きなさい」と言うだけで、そのからだに必要なものを何ひとつ与えなかったとしたら、なんの役に立つか。
 2:17 信仰も、それと同様に、行いを伴わなければ、それだけでは死んだものである。
 2:18 しかし、「ある人には信仰があり、またほかの人には行いがある」と言う者があろう。それなら、行いのないあなたの信仰なるものを見せてほしい。そうしたら、わたしの行いによって信仰を見せてあげよう。
 2:19 あなたは、神はただひとりであると信じているのか。それは結構である。悪霊どもでさえ、信じておののいている。
 2:20 ああ、愚かな人よ。行いを伴わない信仰のむなしいことを知りたいのか。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2021/10/31

聖書の植物~ザクロ

 「そのすそには青糸、紫糸、緋糸で、
ざくろを作り、そのすその周囲につけ…」
(出エジプト28章33節)

 ザクロはトルコ原産の果樹で、日本には平安時代に渡ってきました。イスラエルには「エンリンモン」(ザクロの泉)という地名があり(ネヘミヤ11章29節)、古くから花と実の美しさが好まれてきました。熟した実の中からのぞく宝石のような種は多産の象徴と考えられて、様々なデザインの原案となりました。
 神と人の仲介者である祭司の衣装にも、栄えと麗しきの象徴としてザクロのデザインが編み込まれました(出エジプト28章2節)。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2021/10/25

2021年10月31日の聖書日課

(写真:クリ)
マルコ7:14-23
 7:14 それから、イエスは再び群衆を呼び寄せて言われた、「あなたがたはみんな、わたしの言うことを聞いて悟るがよい。
 7:15 すべて外から人の中にはいって、人をけがしうるものはない。かえって、人の中から出てくるものが、人をけがすのである。
 7:16 聞く耳のある者は聞くがよい」。
 7:17 イエスが群衆を離れて家にはいられると、弟子たちはこの譬について尋ねた。
 7:18 すると、言われた、「あなたがたも、そんなに鈍いのか。すべて、外から人の中にはいって来るものは、人を汚し得ないことが、わからないのか。
 7:19 それは人の心の中にはいるのではなく、腹の中にはいり、そして、外に出て行くだけである」。イエスはこのように、どんな食物でもきよいものとされた。
 7:20 さらに言われた、「人から出て来るもの、それが人をけがすのである。
 7:21 すなわち内部から、人の心の中から、悪い思いが出て来る。不品行、盗み、殺人、
 7:22 姦淫、貪欲、邪悪、欺き、好色、妬み、誹り、高慢、愚痴。 7:23これらの悪はすべて内部から出てきて、人をけがすのである」。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)