2020/12/17

2020年12月17日3分メッセージ



愛し励まして下さる神様  志村キリスト教会 日高佐和子

 私が教会に通い始めたのは16年前、63才の時でした。それより前に、私は小学生の頃、しばらく教会の日曜学校に通っていましたが、中学生になると行かなくなり、以後長い間教会から離れていました。
 結婚して息子二人と娘一人を授かり、忙しい日々を過ごしました。そして10代の娘を置き去りにして、京都の田舎に住んでいた両親の遠距離介護に明け暮れることとなり、娘の気持に気付けませんでした。最も母親を必要としたであろう思春期に殆ど放っておかれた娘は、20代早々うつ状態に沈み、ようやく気付いた私も共にトンネルの暗闇の中で涙に暮れることとなりました。
 そんな私達母娘を神様、イエス様は光の中へと引張り出して下さったのです。教会へ通い始めた私は、すぐに「聖書は面白い!これは生涯学び続けたい!」と、思いました。聖書には“人とはどういうものか”が克明に描かれていて、“その人間を、万物を造られた神様とは?”、“神の子なるイエス・キリストとは?その教えは?”など、学ぶ程に尽きない興味が湧いて来ます。
 それから紆余曲折はありましたが、二人で教会に通ううち、娘の心にもイエス様はしっかり入って下さり、共に再出発することが出来たのです。今、娘は結婚して仕事を頑張っており、私は礼拝、祈祷会、クリスチャンの様々な集会に行くことが楽しくてなりません。
 聖書の教えは究極のプラス思考の教えだと思います。イエス様の十字架はプラス印なのですから。“あすのための心配は無用です。”(マタイの福音書6章34節)、“私の目にはあなたは高価で尊い。私はあなたを愛している”(イザヤ書43章4節)と言って下さる神様がおられるとは何と嬉しいことでしょう!
 現在、競争社会に於て生き難さに悩む人も多いと思います。神の愛を知り、イエス様が共に歩んで下さることを信じることが出来れば、生きる勇気が得られるのではないでしょうか。キリストの教えの素晴らしさをお伝えしたいものと思う次第です。