2020/10/25

2020年10月25日3分メッセージ



 黙示録21章3節、4節をお読みします。
神自ら人と共にいまして、人の目から涙を全くぬぐいとって下さる。もはや、死もなく、悲しみも、叫びも、痛みもない。先のものが、すでに過ぎ去ったからである。

 新約聖書の最後の書、黙示録は私たちに希望を示す書です。神の救いがいつ行われるかは明らかにされていませんが、救いがどのようにして行われるかを明らかにしています。
 「神自ら人と共にいまして、人の目から涙を全くぬぐいとって下さる」という言葉に、私たちは深く慰められます。このことが実現するために、聖書の神は二つのことを行われます。一つ目は、新しいものがやって来ることであり、二つ目は、古いものが過ぎ去ることです(黙示録21章1節)。
 新しいものは「着飾った花嫁のように…天から下って来る」と言われてます(黙示録21章2節)。このことは、以前の3分メッセージで引用した聖句、「永遠の家を上に着る」(コリント第二5章1,2節)という言葉と一緒です。神は私たちの涙の元となる古い人生を、上から喜ばしい、新しい人生で覆われるのです。
 神は私たちの古い傷を包んで、癒してくださいます。そのために私たちに聖書によって温かいメッセージを届けられ、私たちの近くに来られています。ぜひ聖書の神をあなたの心に迎え入れてください(黙示録3章20節)。

 ご一緒にお祈りいたしましょう。
 天の父なる神様。私たちは過去の痛ましい出来事を思い返し、涙に暮れることがあります。その時、神様は私たちの涙をぬぐいとって下さると、御言葉によって約束されました。私たちも過去の自分に留まり続けるのではなく、新しい人生に向かって歩き出すことができますように。私たちの心の傷を癒してください。
 イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)