2019/12/08

2019年12月8日3分メッセージ


 第二ペテロ1章16節をお読みします。
わたしたちの主イエス・キリストの力と来臨とを、あなたがたに知らせた時、わたしたちは、巧みな作り話を用いることはしなかった。わたしたちが、そのご威光の目撃者なのだからである。
 この言葉を語ったペテロは、イエス・キリストの十二人の使徒の一人でした。ペテロはキリストに従ってイスラエルの国中を旅し、キリストから教えを受け、様々な奇跡を目の当たりにしました。
 ペテロが目撃した奇跡の中でも手紙にしたためて伝えたかったのは、聖なる山で見聞きしたキリストの姿のことでした。そこでキリストは突然に光り輝く姿となり、天から声が聞こえてきました(マルコ9章2~8節)。
 ペテロにとって、イエス・キリストは偉大な先生であるに留まらず、神から遣わされた救い主であり、そのことを自らの体験を語ることで伝えようとしたのです。
 キリストを信じるクリスチャンたちは、皆ペテロが感じたように、キリストがほかのものと比べられないような特別な存在であることを感じています。皆がペテロと同じ体験をしている訳ではありませんが、自分自身ではっきりとわかるような個人的な体験を持っています。
 イエス・キリストはこのように個人的にはっきりと現れてくださるお方です。今年もキリストの来臨を祝うクリスマスをご一緒にお祝いしたいと思います。

 お祈りいたしましょう。
 天の父なる神さま。ペテロがキリストの救いの力をはっきりと知ることができたように、私たちにもキリストのご威光をはっきりと示してください。今年も喜ばしいクリスマスを迎えることができますように。
 イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。
(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)