2022/11/12
讃美歌21・248「エッサイの根より」
預言によりて 伝えられし ばらは咲きぬ
静かに寒き 冬の夜に
2)イザヤの告げし 小さなばら
きよきマリアは 母となりぬ
主の誓いの み子は生まれぬ 救いのため
3)香りはたかし 小さなばら
きよきひかりは 闇を追いぬ
まことの神 まことの人よ 救い主よ
アーメン
出典:日本キリスト教団出版局『讃美歌21』(インターネット配信について)
2022/11/07
2022年11月13日の聖書日課
(写真:サラシナショウマ) |
出エジプト3:10-15
3:10 さあ、わたしは、あなたをパロにつかわして、わたしの民、イスラエルの人々をエジプトから導き出させよう」。
3:11 モーセは神に言った、「わたしは、いったい何者でしょう。わたしがパロのところへ行って、イスラエルの人々をエジプトから導き出すのでしょうか」。
3:12 神は言われた、「わたしは必ずあなたと共にいる。これが、わたしのあなたをつかわしたしるしである。あなたが民をエジプトから導き出したとき、あなたがたはこの山で神に仕えるであろう」。
3:13 モーセは神に言った、「わたしがイスラエルの人々のところへ行って、彼らに『あなたがたの先祖の神が、わたしをあなたがたのところへつかわされました』と言うとき、彼らが『その名はなんというのですか』とわたしに聞くならば、なんと答えましょうか」。
3:14 神はモーセに言われた、「わたしは、有って有る者」。また言われた、「イスラエルの人々にこう言いなさい、『「わたしは有る」というかたが、わたしをあなたがたのところへつかわされました』と」。
3:15 神はまたモーセに言われた、「イスラエルの人々にこう言いなさい『あなたがたの先祖の神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である主が、わたしをあなたがたのところへつかわされました』と。これは永遠にわたしの名、これは世々のわたしの呼び名である。
(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)
2022/11/06
モーセの十戒 第六戒
モーセの十戒の第六の戒め、出エジプト20章13節をお読みします。
あなたは殺してはならない。
人殺しはあらゆる時代、あらゆる世界で大きな罪とされる行為です。しかし、あらゆる時代、あらゆる世界で人殺しは行われてきました。また、ある人々は「なぜ人殺しが悪いことなのかわからない」と言ったりもします。その問いかけに対し、聖書ははっきりと理由を示しています。それは、神が「殺してはならない」と命じているからです。
聖書は、他の人々に悪を行わず、かえって善を行えと命じています(マタイ7章12節)。自分が良ければ良いという自己中心的な理由は認められません。「おのおの、自分のことばかりでなく、他人のことも考えなさい。」(ピリピ2章4節)と聖書は私たちに教え諭しています。
さらに聖書は、人殺しの根本にある「憎しみ」の心そのものを戒めています(マタイ5章21~26節)。人殺しの行為だけでなく、人殺しの原因を取り除くことを聖書の神は命じているのです。第六の戒めは、「神は愛である」(ヨハネ第一4章8節)といわれる神の愛の心を示しています。神の愛は人を生かします(ヨハネ第一4章9節)。
ご一緒にお祈りいたしましょう。
天の父なる神様。「愛には恐れがない。完全な愛は恐れをとり除く。」(ヨハネ第一4章18節)と私たちは御言葉により教えられています。人間に対する悪を取り除くために、善なる神の愛を受け取ることができますように。人を生かす愛によって私たちを満たしてください。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)
2022/11/05
讃美歌21・231「久しく待ちにし」
とらわれの民を 解き放ちたまえ
(くりかえし)
喜べ インマヌエルきたりて救いたもう
2)この世に打ち勝つ 力の主きたり
勝利のことばを 与えよ われらに
(くりかえし)
3)やみの夜をてらす 光の主きたり
暗き雲はらい 喜びをたまえ
(くりかえし)
4)われらを導く 望みの主きたり
み国の扉を いま開きたまえ
(くりかえし)
アーメン
出典:日本キリスト教団出版局『讃美歌21』(インターネット配信について)
2022/10/31
2022年11月6日の聖書日課
(写真:キク) |
ルカ3:1-9
3:1 皇帝テベリオ在位の第十五年、ポンテオ・ピラトがユダヤの総督、ヘロデがガリラヤの領主、その兄弟ピリポがイツリヤ・テラコニテ地方の領主、ルサニヤがアビレネの領主、
3:2 アンナスとカヤパとが大祭司であったとき、神の言が荒野でザカリヤの子ヨハネに臨んだ。
3:3 彼はヨルダンのほとりの全地方に行って、罪のゆるしを得させる悔改めのバプテスマを宣べ伝えた。
3:4 それは、預言者イザヤの言葉の書に書いてあるとおりである。すなわち
「荒野で呼ばわる者の声がする、
『主の道を備えよ、
その道筋をまっすぐにせよ』。
3:5 すべての谷は埋められ、
すべての山と丘とは、平らにされ、
曲ったところはまっすぐに、
わるい道はならされ、
3:6 人はみな神の救を見るであろう」。
3:7 さて、ヨハネは、彼からバプテスマを受けようとして出てきた群衆にむかって言った、「まむしの子らよ、迫ってきている神の怒りから、のがれられると、おまえたちにだれが教えたのか。
3:8 だから、悔改めにふさわしい実を結べ。自分たちの父にはアブラハムがあるなどと、心の中で思ってもみるな。おまえたちに言っておく。神はこれらの石ころからでも、アブラハムの子を起すことができるのだ。
3:9 斧がすでに木の根もとに置かれている。だから、良い実を結ばない木はことごとく切られて、火の中に投げ込まれるのだ」。
(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)
2022/10/30
モーセの十戒 第五戒
モーセの十戒の第五の戒め、出エジプト20章12節をお読みします。
あなたの父と母を敬え。
モーセの十戒の十の戒めは、神との関係についての戒め(第一~四戒)と、人間関係についての戒め(第五~十戒)の、大きく二つに分けることができます。その人間関係の戒めの最初として、第五の戒めは「あなたの父と母を敬え」と命じています。親子関係はあらゆる人間関係の中でも最も身近なものです。
時代により、またそれぞれの家庭により、親子の関係は大きな違いがあります。しかし、人々の社会での役割が完全に調和した時代、あるいは完全に平等な人間関係が保証された時代は、今までの人類の歴史の中で存在したことがありません。あらゆる人間関係はどこかに歪みがありうるものです。奴隷(出エジプト20章10節の「しもべ」の真意)のような、人間関係に明らかな不平等の存在するモーセの時代に、十戒は正しい人間関係について教え、戒めています。
正しい人間関係は一方的ではないことも聖書は教えています(エペソ6章1~4節)。しかし、正しい人間関係を築くためには、自分の方から関係を正していかなければなりません。「あなたの父と母を敬え。」神は御言葉に従う者を豊かに祝福してくださいます。
ご一緒にお祈りいたしましょう。
天の父なる神様。聖書は私たちに「あなた自身のようにあなたの隣人を愛さなければならない。」(レビ19章18節)と命じています。これは神様が命じられた戒めですから、私たちは御言葉に従ってまいります。どうぞ御言葉に伴う約束を、互いに愛し合うことのできる愛を、また命の祝福を私たちに与えてください。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)