2022/02/14

2022年2月20日の聖書日課

(写真:フキタンポポ)
マルコ2:5-12
 2:5 イエスは彼らの信仰を見て、中風の者に、「子よ、あなたの罪はゆるされた」と言われた。
 2:6 ところが、そこに幾人かの律法学者がすわっていて、心の中で論じた、
 2:7 「この人は、なぜあんなことを言うのか。それは神をけがすことだ。神ひとりのほかに、だれが罪をゆるすことができるか」。
 2:8 イエスは、彼らが内心このように論じているのを、自分の心ですぐ見ぬいて、「なぜ、あなたがたは心の中でそんなことを論じているのか。
 2:9 中風の者に、あなたの罪はゆるされた、と言うのと、起きよ、床を取りあげて歩け、と言うのと、どちらがたやすいか。
 2:10 しかし、人の子は地上で罪をゆるす権威をもっていることが、あなたがたにわかるために」と彼らに言い、中風の者にむかって、
 2:11 「あなたに命じる。起きよ、床を取りあげて家に帰れ」と言われた。
 2:12 すると彼は起きあがり、すぐに床を取りあげて、みんなの前を出て行ったので、一同は大いに驚き、神をあがめて、「こんな事は、まだ一度も見たことがない」と言った。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)
 

2022/02/13

聖書の植物~ソラマメ

「あなたは小麦、大麦、そら豆、レンズ豆、
粟、裸麦を取り、それらを一つの器に入れ、
それで自分のためにパンを作り…」
(エゼキエル4章9節)

 ソラマメは西アジア原産の豆であり、レンズマメ、ヒヨコマメとともに古代から栽培されてきました。古代オリエントの主食であるパンは、麦類とともに豆類も生地の素材として用いました。
 エゼキエルの預言では、パンの素材として麦類、豆類が列挙されていますが、それはあらゆる食材が不足する飢きんを予告するものです(エゼキエル4章16~17節)。しかし、神の民の命は守られます。「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばで生きる」(マタイ4章4節)のだからです。

(新日本聖書刊行会『聖書 新改訳2017』2017年版)

 

2022/02/07

2022年2月13日の聖書日課

(写真:オオイヌノフグリ)
詩篇126篇
都もうでの歌
 126:1 主がシオンの繁栄を回復されたとき、
われらは夢みる者のようであった。
 126:2 その時われらの口は笑いで満たされ、
われらの舌は喜びの声で満たされた。
その時「主は彼らのために大いなる事をなされた」と
言った者が、もろもろの国民の中にあった。
 126:3 主はわれらのために大いなる事をなされたので、
われらは喜んだ。
 126:4 主よ、どうか、われらの繁栄を、
ネゲブの川のように回復してください。
 126:5 涙をもって種まく者は、
喜びの声をもって刈り取る。
 126:6 種を携え、涙を流して出て行く者は、
束を携え、喜びの声をあげて帰ってくるであろう。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2022/02/06

聖書の植物~アーモンド

「レビの家のためのアロンの杖が芽を出し、
つぼみをつけ、花を咲かせて、
アーモンドの実を結んでいた。」
(民数記17章8節)

 アーモンドは西アジア原産の果樹です。古い日本語では「あめんどう」や「扁桃」とも言われていました。早春にモモに似た大きな花を咲かせるため、「目覚め」を象徴する植物と言われています(エレミヤ1章11節)。
 イスラエルの民の反逆に対する神罰(民数記16章)の後、祭司アロンの杖からアーモンドの花が咲き、実を結びました。この出来事は、神の本当の思いは人が死ぬことではなく、生きて正しい生涯を全うすることだということを示しています(民数記17章10節)。神はそのために人を見張っているのです(エレミヤ1章12節)。

(新日本聖書刊行会『聖書 新改訳2017』2017年版)

2022/02/01

2022年2月6日の聖書日課

(写真:アマゾンリリー)
ペテロ第一1:22-25
 1:22 あなたがたは、真理に従うことによって、たましいをきよめ、偽りのない兄弟愛をいだくに至ったのであるから、互に心から熱く愛し合いなさい。
 1:23 あなたがたが新たに生れたのは、朽ちる種からではなく、朽ちない種から、すなわち、神の変ることのない生ける御言によったのである。
 1:24 「人はみな草のごとく、
その栄華はみな草の花に似ている。
草は枯れ、
花は散る。
しかし、主の言葉は、とこしえに残る」。
 1:25 これが、あなたがたに宣べ伝えられた御言葉である。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)
 

2022/01/30

聖書の植物~アネモネ

 「野の花のことを考えて見るがよい。
…ソロモンでさえ、この花の一つほど
にも着飾ってはいなかった。」
(ルカ12章27節)

 福音書で「野の花」と訳されている言葉は、原語のギリシャ語では「ユリ」を意味します。しかし、キリストが弟子たちに示されたイスラエルの草原を想像すると(ルカ12章22~40節)、ユリだけでなくアネモネ、ヒナゲシ、ラナンキュラス、チューリップやシクラメンなどが春の野を彩っている様子を見ることができます。
 イスラエルは冬が雨季で、夏は乾季になります。多くの草花は乾季を種や球根の姿で耐え忍び、雨季を経て春に一斉に野を花で飾ります。その美しさは人の栄華に比べることができません。そこには神の美が表現されています。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2022/01/24

2022年1月30日の聖書日課

(写真:フユイチゴ)
歴代志上29:10-19
 29:10 そこでダビデは全会衆の前で主をほめたたえた。ダビデは言った、「われわれの先祖イスラエルの神、主よ、あなたはとこしえにほむべきかたです。
 29:11 主よ、大いなることと、力と、栄光と、勝利と、威光とはあなたのものです。天にあるもの、地にあるものも皆あなたのものです。主よ、国もまたあなたのものです。あなたは万有のかしらとして、あがめられます。
 29:12 富と誉とはあなたから出ます。あなたは万有をつかさどられます。あなたの手には勢いと力があります。あなたの手はすべてのものを大いならしめ、強くされます。
 29:13 われわれの神よ、われわれは、いま、あなたに感謝し、あなたの光栄ある名をたたえます。
 29:14 しかしわれわれがこのように喜んでささげることができても、わたしは何者でしょう。わたしの民は何でしょう。すべての物はあなたから出ます。われわれはあなたから受けて、あなたにささげたのです。
 29:15 われわれはあなたの前ではすべての先祖たちのように、旅びとです、寄留者です。われわれの世にある日は影のようで、長くとどまることはできません。
 29:16 われわれの神、主よ、あなたの聖なる名のために、あなたに家を建てようとしてわれわれが備えたこの多くの物は皆あなたの手から出たもの、また皆あなたのものです。
 29:17 わが神よ、あなたは心をためし、また正直を喜ばれることを、わたしは知っています。わたしは正しい心で、このすべての物を喜んでささげました。今わたしはまた、ここにおるあなたの民が喜んで、みずから進んであなたにささげ物をするのを見ました。
 29:18 われわれの先祖アブラハム、イサク、イスラエルの神、主よ、あなたの民の心にこの意志と精神とをいつまでも保たせ、その心をあなたに向けさせてください。
 29:19 またわが子ソロモンに心をつくしてあなたの命令と、あなたのあかしと、あなたのさだめとを守らせて、これをことごとく行わせ、わたしが備えをした宮を建てさせてください」。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)