2022/01/23

聖書の植物~アカシヤ

(写真:ギンヨウアカシヤ)

「彼らはアカシヤ材で
箱を造らなければならない。」
(出エジプト25章10節)

 アカシヤの仲間は温暖な地域に育つ植物です。深く太い根を張るため、高温で水の少ない砂漠にも育ちます。日本ではオーストラリア原産のギンヨウアカシヤが見られ、春に黄色い花を咲かせます。
 エジプトから導き出されたイスラエル人は、約束の地に至る道中で神に仕え(礼拝し)ました(出エジプト3章12節)。不毛と見える荒野でも神はイスラエル人の必要を満たし(出エジプト16章14節)、彼らは神に仕えるための祭具の材料としてアカシヤの木を見出したのでした。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2022/01/17

2022年1月23日の聖書日課

(写真:シボリカタバミ)
マルコ1:21-28
 1:21 それから、彼らはカペナウムに行った。そして安息日にすぐ、イエスは会堂にはいって教えられた。
 1:22 人々は、その教に驚いた。律法学者たちのようにではなく、権威ある者のように、教えられたからである。
 1:23 ちょうどその時、けがれた霊につかれた者が会堂にいて、叫んで言った、
 1:24 「ナザレのイエスよ、あなたはわたしたちとなんの係わりがあるのです。わたしたちを滅ぼしにこられたのですか。あなたがどなたであるか、わかっています。神の聖者です」。
 1:25 イエスはこれをしかって、「黙れ、この人から出て行け」と言われた。
 1:26 すると、けがれた霊は彼をひきつけさせ、大声をあげて、その人から出て行った。
 1:27 人々はみな驚きのあまり、互に論じて言った、「これは、いったい何事か。権威ある新しい教だ。けがれた霊にさえ命じられると、彼らは従うのだ」。
 1:28 こうしてイエスのうわさは、たちまちガリラヤの全地方、いたる所にひろまった。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)
 

2022/01/16

聖書の植物~アマモ

 「淵はわたしを取り囲み、海草は山の根元で
わたしの頭にまといついた。」
(ヨナ2章5節)

 アマモは浅い海底の砂地に生える海草の代表です。ワカメなどの藻類とは異なり、春に小さな花を咲かせます。数十センチほどの葉の間に小さな魚が生活し、海の健康状態を支える大切な役割を果たします。アマモは海の命をはぐくむ「海のゆりかご」です。
 預言者ヨナが海底のアマモなどの海草に見出したのは、命ではなく死でした。しかし、ヨナは祈りを通して、神の中に救いを見出すことができました(ヨナ2章6節)。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2022/01/10

2022年1月16日の聖書日課

(写真:シンビジウム)
使徒9:10-20
 9:10 さて、ダマスコにアナニヤというひとりの弟子がいた。この人に主が幻の中に現れて、「アナニヤよ」とお呼びになった。彼は「主よ、わたしでございます」と答えた。
 9:11 そこで主が彼に言われた、「立って、『真すぐ』という名の路地に行き、ユダの家でサウロというタルソ人を尋ねなさい。彼はいま祈っている。
 9:12 彼はアナニヤという人がはいってきて、手を自分の上において再び見えるようにしてくれるのを、幻で見たのである」。
 9:13 アナニヤは答えた、「主よ、あの人がエルサレムで、どんなにひどい事をあなたの聖徒たちにしたかについては、多くの人たちから聞いています。
 9:14 そして彼はここでも、御名をとなえる者たちをみな捕縛する権を、祭司長たちから得てきているのです」。
 9:15 しかし、主は仰せになった、「さあ、行きなさい。あの人は、異邦人たち、王たち、またイスラエルの子らにも、わたしの名を伝える器として、わたしが選んだ者である。
 9:16 わたしの名のために彼がどんなに苦しまなければならないかを、彼に知らせよう」。
 9:17 そこでアナニヤは、出かけて行ってその家にはいり、手をサウロの上において言った、「兄弟サウロよ、あなたが来る途中で現れた主イエスは、あなたが再び見えるようになるため、そして聖霊に満たされるために、わたしをここにおつかわしになったのです」。
 9:18 するとたちどころに、サウロの目から、うろこのようなものが落ちて、元どおり見えるようになった。そこで彼は立ってバプテスマを受け、
 9:19 また食事をとって元気を取りもどした。サウロは、ダマスコにいる弟子たちと共に数日間を過ごしてから、
 9:20 ただちに諸会堂でイエスのことを宣べ伝え、このイエスこそ神の子であると説きはじめた。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)
 

2022/01/09

聖書の植物~ツゲ

「キッテムの島より至れる黄楊(ツゲ)に
象牙を嵌て汝の坐板を作れり」
(エゼキエル27章6節)

 ツゲは温暖な地域に自生する低木です。木目は光沢があって美しく、緻密で硬いので、古来より化粧箱や印章などの工芸品の素材として用いられてきました。
 エゼキエル書では、貿易都市であったツロ(ティルス)の商船を飾り立てる材としてツゲが用いられています。それは繁栄の高ぶりと、一瞬の滅亡とを預言しています(エゼキエル27章27節)。「人の傲慢(たかぶり)はおのれを卑くし 心に謙る者は栄誉(ほまれ)を得」(箴言29章23節)

(日本聖書協会『舊新約聖書 文語訳』1917年版)

 

2022/01/08

2022年1月6日(木) 4年ぶりの大雪

 1月6日(木)、定例の祈祷会最中に関東南部では4年ぶりの大雪が降りました。晴天の翌日に雪はほとんど解けてなくなりましたが、日陰には解けた雪が凍りついて残っています。自動車や徒歩での行き来は、道路の状況をくれぐれも注意してください。無事に礼拝にお越しになられることをお待ちしています。

2022/01/03

2022年1月9日の聖書日課

(写真:ビワ)
出エジプト14:15-22
 14:15 主はモーセに言われた、「あなたは、なぜわたしにむかって叫ぶのか。イスラエルの人々に語って彼らを進み行かせなさい。
 14:16 あなたはつえを上げ、手を海の上にさし伸べてそれを分け、イスラエルの人々に海の中のかわいた地を行かせなさい。
 14:17 わたしがエジプトびとの心をかたくなにするから、彼らはそのあとを追ってはいるであろう。こうしてわたしはパロとそのすべての軍勢および戦車と騎兵とを打ち破って誉を得よう。
 14:18 わたしがパロとその戦車とその騎兵とを打ち破って誉を得るとき、エジプトびとはわたしが主であることを知るであろう」。
 14:19 このとき、イスラエルの部隊の前に行く神の使は移って彼らのうしろに行った。雲の柱も彼らの前から移って彼らのうしろに立ち、
 14:20 エジプトびとの部隊とイスラエルびとの部隊との間にきたので、そこに雲とやみがあり夜もすがら、かれとこれと近づくことなく、夜がすぎた。
 14:21 モーセが手を海の上にさし伸べたので、主は夜もすがら強い東風をもって海を退かせ、海を陸地とされ、水は分かれた。
 14:22 イスラエルの人々は海の中のかわいた地を行ったが、水は彼らの右と左に、かきとなった。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)