2025/02/06

聖書の教理~(21)新生

 「新生」について、聖書にその多様な意味が示されています。a)神から生れること(ヨハネ第一5:1)。b)洗われて新たにされること(テトス3:5)。c)新しき人を着ること(コロサイ3:10)。d)新しく造られること(コリント第二5:17)。e)新しいいのちに生きること(ローマ6:4)。

 キリストは「だれでも新しく生れなければ、神の国を見ることはできない」(ヨハネ3:3)と教えています。また聖書は、父なる神が「わたしたちを…真理の言葉によって…生み出して下さった」と言っています(ヤコブ1:18)。これらの聖書の言葉を神の約束として受け取ることが、新生された人生を歩むことに必要なことです。

 さらに、新生した人は次のような結果に至ることが約束されています。a)アブラハムに約束された神の特権の相続人となる(ガラテヤ3:29)。b)主なる神と一つの霊になる(コリント第一6:17)。c)神を愛し、罪を憎むようになり、罪を犯すことができなくなる(ヨハネ第一3:9)

参考資料:
日本聖書協会「聖書 口語訳」1955年版
マイヤー・パールマン「聖書の教理(下)」福音出版社(1982年)