2022/07/11

2022年7月17日の聖書日課

(写真:ボタンクサギ)
 エレミヤ23:23-32
 23:23 「主は言われる、わたしはただ近くの神であって、遠くの神ではないのであるか。
 23:24 主は言われる、人は、ひそかな所に身を隠して、わたしに見られないようにすることができようか。主は言われる、わたしは天と地とに満ちているではないか。
 23:25 わが名によって偽りを預言する預言者たちが、『わたしは夢を見た、わたしは夢を見た』と言うのを聞いた。
 23:26 偽りを預言する預言者たちの心に、いつまで偽りがあるのであるか。彼らはその心の欺きを預言する。
 23:27 彼らはその先祖がバアルに従ってわが名を忘れたように、互に夢を語って、わたしの民にわが名を忘れさせようとする。
 23:28 夢をみた預言者は夢を語るがよい。しかし、わたしの言葉を受けた者は誠実にわたしの言葉を語らなければならない。わらと麦とをくらべることができようかと、主は言われる。
 23:29 主は仰せられる、わたしの言葉は火のようではないか。また岩を打ち砕く鎚のようではないか。
 23:30 それゆえ見よ、わたしはわたしの言葉を互に盗む預言者の敵となると、主は言われる。
 23:31 見よ、わたしは、『主は言いたもう』と舌をもって語る預言者の敵となると、主は言われる。
 23:32 主は仰せられる、見よ、わたしは偽りの夢を預言する者の敵となる。彼らはそれを語り、またその偽りと大言をもってわたしの民を惑わす。わたしが彼らをつかわしたのではなく、また彼らに命じたのでもない。それで彼らはこの民にすこしも益にならないと、主は言われる。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2022/07/10

聖書の植物~ヒソプ

(写真:マジョラム・シリアカ)

「ヒソプをもって、わたしを清めてください、
わたしは清くなるでしょう。」
詩篇51篇7節

 聖書の「ヒソプ」とは、中東原産のハーブである「マジョラム・シリアカ」を意味します。岩地に育つ低木で、夏に小さな白い花を咲かせます。独特の芳香があり、食事の風味づけに用いられるほか、過越の祭り(出エジプト12章22節)などの儀式で用いられるイスラエル人にとって重要な植物です。
 ヒソプは清めの儀式(レビ14章)に用いられることから、「罪からの清め」(詩篇51篇2節)、また罪赦された者の「悔いた心」(詩篇51篇17節)、「謙遜」の象徴として聖書で歌われています。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2022/07/09

讃美歌21・461「みめぐみ豊けき」

1)みめぐみ豊けき 主の手に引かれて
この世の旅路を 歩むぞうれしき
(くりかえし)
たえなるみめぐみ 日に日に受けつつ
みあとを行くこそ こよなき幸なれ

2)さびしき野べにも にぎわう里にも
主ともにいまして われをぞ導く
(くりかえし)

3)けわしき山路も おぐらき谷間も
主の手にすがりて やすけく過ぎまし
(くりかえし)

4)なすべきわざ終え みもとに行くとき
み助け頼みて ヨルダンを渡らん
(くりかえし)

アーメン

出典:日本キリスト教団出版局『讃美歌21』(インターネット配信について

2022/07/04

2022年7月10日の聖書日課

(写真:ビョウヤナギ)

使徒13:16-25
 13:16 そこでパウロが立ちあがり、手を振りながら言った。
「イスラエルの人たち、ならびに神を敬うかたがたよ、お聞き下さい。
 13:17 この民イスラエルの神は、わたしたちの先祖を選び、エジプトの地に滞在中、この民を大いなるものとし、み腕を高くさし上げて、彼らをその地から導き出された。
 13:18 そして約四十年にわたって、荒野で彼らをはぐくみ、
 13:19 カナンの地では七つの異民族を打ち滅ぼし、その地を彼らに譲り与えられた。
 13:20 それらのことが約四百五十年の年月にわたった。その後、神はさばき人たちをおつかわしになり、預言者サムエルの時に及んだ。
 13:21 その時、人々が王を要求したので、神はベニヤミン族の人、キスの子サウロを四十年間、彼らにおつかわしになった。
 13:22 それから神はサウロを退け、ダビデを立てて王とされたが、彼についてあかしをして、『わたしはエッサイの子ダビデを見つけた。彼はわたしの心にかなった人で、わたしの思うところを、ことごとく実行してくれるであろう』と言われた。
 13:23 神は約束にしたがって、このダビデの子孫の中から救主イエスをイスラエルに送られたが、
 13:24 そのこられる前に、ヨハネがイスラエルのすべての民に悔改めのバプテスマを、あらかじめ宣べ伝えていた。
 13:25 ヨハネはその一生の行程を終ろうとするに当って言った、『わたしは、あなたがたが考えているような者ではない。しかし、わたしのあとから来るかたがいる。わたしはそのくつを脱がせてあげる値うちもない』。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

 

2022/07/03

聖書の植物~ユリ

(写真:マドンナリリー)

「わが愛する者はわたしのもの、わたしは彼のもの。
彼はゆりの花の中で、その群れを養っている。」
雅歌2章16節

 ユリは、地球の北半球に広く分布する植物であり、各地に様々な原種があります。球根を持ち、毎年夏ごろに花を咲かせます。イスラエルには「マドンナリリー」といわれる白ユリがありますが、山地に育ち、あまり身近では見られない希少な植物です。
 恋人たちの歌である雅歌では、お互いを高嶺の花であるユリにたとえて称えています(雅歌2章1~2節)。しかし、彼らの愛はこの世の貴重品ではたとえようもなく深く、強いものです(雅歌8章6~7節)。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)

2022/07/02

讃美歌21・99「主イエスよわれらの」

1)主イエスよ われらの
礎(いしずえ)となり
み民をまねきて ひとつとならせ
ゆるがぬ教会 築かせたまえ

2)ここにてわれらは みことばを聞き
ここにて祈りは たしかに聞かれ
恵みに満たされ 希望にあふる

3)この身に豊かな 賜物を受け
この世に出でゆき 使命を果たさん
輝くみ国が 世にきたるまで

アーメン

出典:日本キリスト教団出版局『讃美歌21』(インターネット配信について

2022/07/01

2022年7月3日の聖書日課

(写真:ネムノキ)
マルコ6:7-13
 6:7 また十二弟子を呼び寄せ、ふたりずつつかわすことにして、彼らにけがれた霊を制する権威を与え、
 6:8 また旅のために、つえ一本のほかには何も持たないように、パンも、袋も、帯の中に銭も持たず、
 6:9 ただわらじをはくだけで、下着も二枚は着ないように命じられた。
 6:10 そして彼らに言われた、「どこへ行っても、家にはいったなら、その土地を去るまでは、そこにとどまっていなさい。
 6:11 また、あなたがたを迎えず、あなたがたの話を聞きもしない所があったなら、そこから出て行くとき、彼らに対する抗議のしるしに、足の裏のちりを払い落しなさい」。
 6:12 そこで、彼らは出て行って、悔改めを宣べ伝え、
 6:13 多くの悪霊を追い出し、大ぜいの病人に油をぬっていやした。

(日本聖書協会『聖書 口語訳』1955年版)