2024/04/18

聖書の教理~(2)聖書の証言

 教理を学ぶために一番重要なのは、聖書の証言です。「この世は、自分の知恵によって神を認めるに至らなかった」(コリント第一1章21節)とあり、「聖書…が、キリスト・イエスに対する信仰によって救に至る知恵を、あなたに与えうる書物である」(テモテ第二3章15節)と聖書は語っています。

 ある人々は「真理とは何か」(ヨハネ18章38節)と言いながら、心では絶対的な真理など存在しないと考えています。それに対し、キリストは絶対的な真理が存在することをしばしば言及し、「御言は真理であります」(ヨハネ17章17節)と語っています。

 聖書が真理について語るとき、以下のような特徴的な言葉を用いています。「主は言われた」(創世記22章16節)、「(聖書の言葉が)成就する」(ヨハネ19章36節)、「預言者たちにより…語られた」(ヘブル1章1節)

 また、しばしば聖書が他の聖書の部分について言及し、真理であると証言しています(ペテロ第二3章15~16節)。

 聖書の言葉を、他の聖書の言葉によって読み解くことが大切です。聖書の知識を蓄えていきましょう。

参考資料:
日本聖書協会「聖書 口語訳」1955年版
マイヤー・パールマン「聖書の教理(上)」福音出版社 (1981年)